トラックの運転手や宅急便の配送などの「運送業」はとても腰痛になりやすい仕事です。
重い荷物をもったり、長時間運転をすることによって腰への負担が大きいためと考えられます。
運送業務における業務上疾病の約80%が腰痛といわれています。
このような事実を受けて、厚生労働省では腰痛対策として「腰痛予防のエクササイズ」を作成しました。
忙しい仕事の合間にできる、簡単エクササイズ!!
この運動を日々行えば、激しい運送業務でも腰痛になる確率をかなり減らせると思います。
腰痛予防ストレッチ・エクササイズのやり方
腰痛予防のストレッチ・エクササイズには3つの効果があります。
①筋肉の血流増加による「疲労回復」
②筋肉や関節を伸ばすことによる「けがの予防」
③金疲労の緩和による「リラクゼーション効果」
厚生労働省が策定した腰痛予防のエクササイズは作業の合間に簡単にできるように、工夫されて作られています。
腰や筋肉に疲れを感じたとき。
なんとなく気分転換したいとき。
休憩時間やちょっと時間が空いたとき。
毎日ちょっとずつ行うことで大きな効果を得られます。
ストレッチは伸ばす筋肉を意識するのが大切。反動をつけずにゆっくりと、20~30秒くらい痛みがない程度に伸ばします。
1度のストレッチで1~3回程度行います。
そのストレッチの内容を紹介します。
太ももの前側とふくらはぎのストレッチ
太ももの後ろ側のストレッチ
身体の側面、腰や上半身のストレッチ
太ももの後ろ側と内側のストレッチ
机や椅子を利用したストレッチ
これらの画像は厚生労働省のホームぺージにある「運送業務で働く人のための腰痛予防のポイントとエクササイズ」で詳しく紹介されています。
腰痛の原因なども詳しく解説されているので、ぜひとも読んでみてください。
仕事の合間や休憩時間に手軽にエクササイズをやってみよう!
見ればわかる通り、これらのエクササイズはすごく簡単で時間がかかりません。仕事の合間や休憩時間に手軽にできることを前提に考えられているためです。
私は長時間デスクワークをすることが多いのですが、これらのエクササイズをやってみるとかなり身体がスッキリとします。
エクササイズを実際にやってみると、腰を直接動かすものが意外に少ないのがわかります。
ですが、これらのストレッチを行えば、腰回りや背中、足の筋肉の柔軟性が保たれ、血流がアップします。
重いものを持つという行為は腰痛の原因になる場合が多いですが、ストレッチを入念に行っておけば、筋肉が活発化しているので腰への負担が軽減されるでしょう。
毎日、少しだけでも行えば、腰痛予防にも十分な効果を発揮すると思います。
ただし、腰痛の状況によってはこれらのエクササイズを行うことで悪化する可能性もあるので、エクササイズをやってみて痛みが増したりした場合は医師に相談してみましょう。