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慢性腰痛症の原因と対策

慢性腰痛の原因は「激痛への恐怖」にあった!?恐怖を克服する2つの方法

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ぎっくり腰などの急性腰痛には、筋肉や関節の損傷などの”具体的な原因”があることが多いです。

 

通常は1か月も経過すれば、次第に痛みも引いてきて、特別な治療を行わなくても完治することが多いもの。

皮膚の傷が自然と治るように、急性腰痛の原因である筋肉や関節の損傷も自然治癒するんですね。

 

…ですが、腰の痛みが3か月以上続く「慢性腰痛」の場合はどうでしょう?

 

3か月も経過すれば腰の損傷は自然治癒しているわけですから、ズキズキとした腰の痛みが続くということは、筋肉や関節の損傷が原因ではないということになります。

 

実際に慢性腰痛の患者をレントゲンやMRIで検査しても、まったく異常がみられないパターンが多く、全体の8割以上が原因不明の腰痛に該当するともいわれています。

 

腰の痛みの原因がわからないので、医師の方も「安静にしていれば痛みも引きますよ」なんて言いつつ、とりあえず痛み止めを処方したり、湿布を処方したりするしかない。

 

そんな慢性腰痛の原因が脳の異常にあることが、最新の研究によってわかってきました。

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慢性腰痛の原因は脳の”ある部分”にあった!!

慢性腰痛の原因は…ズバリ「脳」にあることがわかってきました。

 

カナダのマギル大学が行った研究によると、慢性腰痛に悩む人の脳には共通の異変が起こっていることがわかりました。

 

慢性腰痛に悩む人は、脳のDLPFCという部位が普通の人よりも小さく、その活動も活発ではないことがわかったのです。

このDLPFCの衰えが慢性的な腰の痛みの原因として考えられます。

 

 

「痛み」という感覚は、その原因である部位ではなく、あくまでも「脳」で感じています。

 

その経路を説明すると「骨や筋肉に炎症が起きる→神経を通って脳に伝わる→神経細胞が活性化し”痛みの回路”が生まれる→痛みを感じる」という流れになります。

 

痛みの原因である”痛みの回路”がポイントです。

 

たとえ患部の炎症が収まっても、痛みの回路が興奮していると痛みを感じ続けてしまいます。

そこでDLPFCが痛みの回路に作用し、活動を鎮静化させて痛みを感じなくさせます。

 

もしDLPFCが小さかったり、活動が弱いと、痛みの回路への効果が薄くなります。その結果、腰の炎症が収まっても、脳の痛みの回路が興奮したままになり、慢性腰痛になってしまうのです。

DLPFCが衰えていく理由とは?

DLPFCが衰える理由は「腰痛への恐怖」が関係しているといいます。

 

仕事中に激しい痛みに襲われて動けなくなった!

外出中に腰痛になり、道路に倒れて動けなくなった!

運動したら腰痛になり、痛すぎて冷や汗が出た!

 

そんな激しい痛みを過去に経験していると、「またあの痛みを感じるかも…」と無意識に恐怖を感じます。

そのため、腰に負担をかける運動をやらなくなったり、恐怖心が強くなりすぎると外出もできなくなってしまいます。

 

そのような恐怖がずっと続くと、DLPFCへのストレスとなり、活動が衰えてしまうのです。

 

「腰が急に痛くなったらどうしよう?」

 

「まわりに迷惑になってしまう…」

 

そんな心配や恐怖が、慢性腰痛の原因になってしまうのです。

恐怖を和らげるには正しい知識を身に着けることが必要

正しい知識を身に着けると、腰痛への恐怖が減ります。

 

そうすると、DLPFCへのストレスが減少し、活動が活発化します。

DLPFCが活発に活動すれば、痛みの回路の興奮を沈めることができ、痛みが軽減するでしょう。

 

実際にアメリカでは、「腰痛は怖くない」という内容のCMを流しただけで、全体の腰痛患者が減り医療費が節約できたこともあるようです。

 

腰痛の本を読むこと、腰痛に関するインターネットの記事を読むこと、腰痛に関する映像を観ること、こういった行為が慢性腰痛の改善に役立つと考えられています。

脳が原因の腰痛に効果的な体操

脳が原因の腰痛に効果的な体操・ストレッチとは何なのでしょうか?

 

それは、身体を後ろにそらす運動です。

①肩幅程度に足を広げて立つ

②お尻に両手を当てて、グッと押し込む

③同時に身体全体を後ろにそらす

 

この運動を繰り返すことで腰の筋肉が伸びて腰痛改善に…なるわけではありません。

 

背後にそらす運動をすることで、「ここまで腰を動かし手も大丈夫なんだ!」と思うことができる。

その結果として「腰痛への恐怖が薄らぐ」ということが大きな目的です。

 

慢性腰痛になると、猫背のような”無意識に腰を守る姿勢”になりがち。

腰を大きくそらす運動をすることで、腰は動かしても大丈夫なんだと自分の身体で体験することができます。

 

この体操を繰り返せば、痛みへの恐怖心が薄れ、脳の機能が正常化します。

(ただし、身体をそらしてみて強い痛みを感じる場合は、下肢に痺れを感じている場合は、無理に運動を続けるのは控えましょう)

まとめ

多くの慢性腰痛の原因は脳のDLPFCという部位が衰えていて、痛みを感じやすくなっているから。

 

そしてDLPFCの衰えの原因となるのが「過剰な腰痛への恐怖心」です。恐怖がストレスとなり、実際に脳が変化してしまいます。

 

DLPFCの衰えを防ぐ方法はふたつ。

①正しい知識を身に着けることによって、腰痛の恐怖を和らげる。

②実際に運動をしてみて、腰痛の恐怖を和らげる。

個人差はあるものの、この方法を2つとも行えば、慢性腰痛の約半数の方に何らかの改善がみられたという報告もあります。

 

腰の炎症やヘルニアは治っているのに、痛みだけ感じ続けるなんて、なんだか損した気分です。

 

3か月以上続く慢性的な腰痛は、痛くなることを過度に怖がらずに、積極的に動かす方が良いみたいですね。

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