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慢性腰痛症の原因と対策

腰痛・治療革命!慢性腰痛の原因であるDLPFCを活性化させる方法

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NHKで放送されたシリーズ医療革命「腰痛・治療革命」という番組では、最新の腰痛に関する研究と効果的な対策が紹介されました。

その番組の概要と共に、意外な慢性腰痛の原因と革命的な腰痛対策を紹介します。

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慢性腰痛の原因とは?

腰痛の原因は多種多様です。椎間板ヘルニアが原因の場合もあれば、腰部打撲が原因の場合もありますし、加齢による骨の変化が原因の腰部脊柱管狭窄症の場合もあります。

原因が明確な腰痛の事を「特異的腰痛」と呼び、原因が明確でない腰痛の事を「非特異的腰痛」と呼びます。日本人の腰痛患者の約85%が非特異的腰痛に分類され、明確な原因がわからないままに日々、腰の痛みと戦っています。

シリーズ医療革命「腰痛・治療革命」では、原因が明確でない慢性腰痛(3か月以上痛みが継続する腰痛)について、最新研究によってわかった意外な原因と、その改善方法を紹介していました。

 

 

まず結論から申し上げると、腰の痛みの原因は脳に原因がある可能性があります。

 

いま腰痛治療の最先端は、脳の働きに注目しています。

カナダのマギル大学で腰痛持ちの18人を集めて徹底的に調べてみました。すると慢性腰痛に悩んでいる人は、腰痛を持っていない人に比べて脳のある部分の機能が低下していることがわかりました。

慢性腰痛に悩んでいる人は、脳内にあるDLPFCという部位の体積が少なく、活動も低下していたのです。

この変化は、腰痛の症状が重く、長引いている人ほど顕著だったとのこと。

 

ではDLPFCはどんな役割を持っているのでしょうか?

腰痛になるきっかけは、筋肉や骨へのダメージでることが多いです。そのダメージによって引き起こされる強い刺激が、”痛みの信号”として脊髄の神経を通って脳まで伝わります。そうすると脳内に痛みの回路が作られます。この痛みの回路が興奮すると、人は強い痛みを感じます。

DLPFCには興奮した痛みの回路を抑え、痛みを軽減させる効果があります。

つまり、DLPFCは脳の中で痛み止め的な役割を持っているのです。

 

DLPFCの活動が低下していると、いつまでたっても痛みの回路が興奮したまま。たとえ腰の症状が改善したとしても、脳内の痛みの回路だけが興奮したままで痛みを感じ続けることになります。その結果、ずっと痛みが続いてしまうのです。

腰痛の原因は脳の痛みの回路が興奮しているから。そのため、どんなに病院で精密検査をしても腰の筋肉や骨に異常が見つかるはずはありません。

 

たとえ腰痛になったとしても、ほとんどの人が数週間で痛みが消えて、数カ月もすれば問題なく過ごせるようになります。

このような人たちは脳のDLPFCが正常に働いているため、痛みも自然と感じなくなるのでしょう。

ですが、ひどい腰痛がきっかけで、ず~っと慢性的に腰に痛みを感じるようになってしまう人もいます。

慢性腰痛になるのは脳内のDLPFCの働きが悪くなっているためと考えられますが、どうしてDLPFCの活動が低下してしまう人がいるのでしょうか?

DLPFCが衰える理由とは?

実は「痛みへの恐怖」がDLPFCの活動を低下させることがわかっています。

強い恐怖心や不安感がDLPFCへのストレスとなり、それが長期間継続してしまうとDLPFCの活動が低下してしまうのです。

それはきっと腰痛になってしまった状況や心情、性格とも密接に関連してくるでしょう。

例えば仕事中に急に腰痛になって動けなくなり、周りの人に迷惑をかけたという経験がトラウマになってしまい、腰痛に対する強い恐怖心に繋がることもあり得ます。

ネガティブ思考で物事を悪い方向に捉えがちな人は、腰痛に対しても必要以上に恐怖感や不安感を感じてしまうでしょう。

「あの激痛をもう一度味わいたくない!」

「運転していてぎっくり腰になったらどうしよう!!」

「腰を動かしたら絶対に悪化する!!」

「一生腰が痛いままなんて嫌だ…」

そんな腰痛に対する恐怖心が、脳内にあるDLPFCの働きを阻害し、慢性的な痛みの原因になってしまうのです。

 

ということは、腰痛への恐怖や不安を和らげることができれば、慢性腰痛も改善するということになります。

でも、どうすればいいのでしょうか?

DLPFCを活性化させる方法

オーストラリアでは国家を上げて腰痛対策を試みています。

その方法がとってもユニーク。

なんと政府が出資して「腰痛は怖くないよ!」というCM作成し、放映したのです。

「ほとんどの腰痛は数週間で自然に治ります。心配は無用です。重症になることはめったにありません」

そんな内容の腰痛への不安を解消するCMを放送しただけで、驚くほど腰痛患者が減り、全体の医療費も減少したそうです。

正しい知識を身に着け、腰痛に対する意識を変えることができれば、腰痛への恐怖も減り、DLPFCも再び活性化するということになります。

 

そこで番組では腰痛に関する映像を見てもらうだけで慢性腰痛が改善するのか、実際に実験を試みました。

インターネットで慢性腰痛に悩む方175人を集め、10日間にわたって腰痛に関する映像を観てもらったのです。

その映像は腰痛の専門医が腰痛に関する正しい知識を紹介するという内容。

「ヘルニアはその9割が自然に消滅しします」

「ヘルニアはあったとしても痛みを感じるとは限らないです」

「怖がらずに運動することが大切ですよ」

こんな内容の映像を観続けた実験参加者。すると175人の内68人が、つまり全体の38%の人が映像を観ただけで腰痛の症状の改善を実感しました。

 

映像だけで慢性腰痛が治らなかった人たちを対象に、さらに追加実験。

すると腰痛が改善しなかった107人のうち70人が協力してくれました。

次の実験は、映像を観るだけでなく、実際に腰を動かす運動をしてもらうという内容。

といっても難しいストレッチや体操をするのではありません。ただ腰に手を当てて背中をそらすだけという運動。

これは腰のコリをほぐすとか、腰を動かして腰痛を治すという目的の運動ではなく、「いがいと腰を動かしても大丈夫なんだ!」と実際に体験してみて恐怖を和らげるための運動です。

映像を観ても「この腰の痛みが脳が原因なんて信じられない!」なんて思っていた人も、自分で腰を動かしてみて、少しずつ腰の痛みがそれほどでもないことを繰り返し体験すると、腰痛への恐怖心が薄らいでいくのです。

この実験で慢性腰痛の改善を実感んしたのは70人中32人でした。

 

最初の実験と合わせると、175人中100人が腰痛の痛みが和らいだのです。

どんな治療をしても、コルセットをして安静にしても、痛み止めを飲んでも治らなかったことを考えると、これってスゴイ結果ですね。

まとめ

腰痛に対する過剰な恐怖心は、脳のDLPFCを委縮させ、痛みを感じやすくさせてしまうようです。

慢性腰痛を改善するには、腰痛に対する恐怖を和らげることが大切。

オススメの方法は2つ。

腰痛の正しい知識を身に着けること、そして実際に運動してみて腰が大丈夫であることを実感すること。

 

「腰痛は安静にしていましょう」という考え方はもう古くなっていて、最近では腰痛で痛かったとしても無理しない範囲で積極的に運動した方が治りが早いということがわかっています。

腰痛が怖くて安静にして外出しない、なんてのは腰痛を慢性化させてしまう一番の原因なようです。

もし病院で検査しても腰に何の異常もないのに長年腰痛に苦しんでいるとしたら、腰痛に対する意識を改革することで劇的に痛みが和らぐのではないでしょうか。

 

*ただし下肢に痺れを感じる腰痛であったり、発熱や体調不良と併発していたり、安静にしていても痛みがずっと続くような腰痛は、なんらかの疾患が原因の可能性もあります。その場合、医療機関を受診して検査してもらうのが大切です。

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